夜想葬曲

詩や短歌、想う事など

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【HiGH&LOW二次創作詩】日向紀久「伏せた盃」

今日のムダ知識:汨羅は達磨の女。 「伏せた盃」 通りゃんせ 通りゃんせお天道様の細道で黒猫一匹日向ぼこ 裸足で歩いた少年の、影に一つ寒椿空では鷲が笑っている京で龍を食らった神様の祭囃子に篝火に、酒を月で温めた此処より春高楼の夢の跡 通りゃんせ 通り…

【HiGH&LOW二次創作詩】村山良樹「王様のうた」

HiGH&LOWはいいぞ。 「王様のうた」 あれとこれと全てを投げ捨ててその手に釦ただ一つ。第二釦を握り締め世界に拳を振り上げる。 これが俺の心臓だ。これは俺の吐いた血だ。傷だらけの足で玉座に乗った。 それがお前の心臓だ。これが俺の焼いた骨。青い天を纏…

夕日香灯

夕日香灯(ゆうひこうとう) 死んだ初夏を桜の根元に埋めまして今日も月は店仕舞軒で嘆く子らを前に仏の足音が啜り泣いてやって来ます マッチ1本の火が私の涙その火で太陽を作るのです然もなくば役者が降ろした緞帳に谷の街は湖になるからです 雨雲を縫うあの…

ただ一度だけ(「会議は踊る」より)

とある話題の中で生まれた物語のイメージソングとして「会議は踊る」(1931年の映画)で歌われた「Das Gibt's Nur Einmal」が似合うのではないかと言うことで和訳していただいたものをもとに自分なりにメロディーに乗せられる詩を目指して作詞してみました。 既に…