窓の外の雪/飛月汨羅 やわらかなる湯気に溺れながら、 昔は寝そべっても届かなかった浴槽のふちを爪先で搔いてみる。 赤い金魚がわたしの身体を撫でて泳ぎ出したので、慌ててすくいだそうとしたら湯船に逃げた。 飛沫を上げて1匹2匹3匹と5匹、赤いドレスを着…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。