2016-02-23 今日もどこかで 詩 今日もどこかで 静かにあめが降りました温かいのか冷たいのかあまいのかにがいのかわからず袋に詰めました 空があかく焼けました朝になるのか夜になるのかうれしいのかかなしいのか知らずに瓶に詰めました 風が吹いたのですがそれは袋にも瓶にも入らずにひとりでに笑っておりました 星が輝いておりましたあまりに清廉であまりに綺麗であまりに多様であまりに唯一で一つケエスに詰めました あとは花や水や音楽やそれらを誰かが匣に詰め誰かが今日も生まれます